「トイレ付きの猫ケージって便利そう。でも、掃除しにくかったら困るな……」と迷っていませんか?
トイレ付きケージは、ケージとトイレをまとめて置けるのが魅力。
一方で、トイレの大きさを変えにくいことや、引き出すためのスペースが必要なことなど、購入前に知っておきたいデメリットもあります。
選ぶときは、ケージの外寸だけでなく「猫が使うトイレの内寸」「引き出しを抜く場所」「丸洗いの手順」の3つを確認するのがポイントです。
この記事では、一体型と別置き型の違いから、サイズと掃除のチェック項目までまとめました。
まず確認!「トイレ付き」と「トイレ一体型」は同じとは限らない

商品名に「トイレ付き」と書いてあっても、構造は同じではありません。
大きく分けると、次の2タイプがあります。
- トイレ一体型:ケージの底部などに専用のトイレが組み込まれているタイプ。引き出し式の商品もあります。
- トイレ同梱のセット:ケージと独立したトイレがセットになっているタイプ。トイレを外に出したり、別のものに交換できたりする場合があります。
この記事では、主にトイレ一体型の注意点を紹介します。
なお、「引き出し式」だからシステムトイレ、というわけではありません。
猫砂を直接入れる容器なのか、すのことシートで尿を分ける構造なのかも、商品説明で確認しましょう。
猫のトイレ付きケージのデメリット5つ
1.猫に合わせてトイレのサイズを変えにくい
一体型は専用のトイレが収まる構造のため、成長に合わせて大きなトイレに交換したくても、自由に変更できない場合があります。ケージが3段で背が高くても、トイレ部分まで広いとは限りません。
確認したいのは、猫砂を入れる部分の幅・奥行きと、猫が入って方向転換する空間です。今使っているトイレが合っているなら、その内寸を測って比較するとイメージしやすくなります。子猫なら成猫になったときの体格も考えて選びましょう。
また、入口の高さや出入りの段差も見落としがちなポイント。体格だけでなく、その子が無理なく出入りできる形かを確認してください。
2.設置できても、引き出しを抜けないことがある
引き出し式は、ケージの外からお手入れできる点が便利です。ただし、手前に家具や壁があると、途中までしか引き出せないことがあります。
ケージ本体の奥行き+トイレを完全に抜くための距離+作業する人のスペースをセットで考えましょう。必要な距離は製品によって違うため、寸法図や説明書で確認し、不明なら購入前に販売店へ問い合わせると安心です。
たとえば、タンスのゲンのトイレ一体型ケージ〔52800019〕は、公式仕様では外寸が幅82×奥行57×高さ157cmです。これは本体の外寸であり、その範囲に収まれば掃除までできる、という意味ではありません。(公式の商品仕様はこちら)
3.毎日の掃除と、丸洗いのしやすさは別
排泄物をすくいやすくても、容器全体を洗うときに手間がかかることがあります。チェックしたいのは、トイレ容器が単独で外れるか、フタやすのこを分解できるか、角や継ぎ目まで洗えるかという点です。
さらに、外した容器が自宅の洗い場に収まるか、乾かす場所があるかも確認しましょう。大きな底部を丸ごと洗う構造なら、持ち運びや水切りまで想像しておくと、購入後の負担を見積もれます。
トイレを外したときに底や出入口に隙間ができる構造では、猫を安全な別の場所へ移してから作業する必要があります。取り外し方や掃除中の扱いは、製品の説明書に従ってください。
4.食事や寝床との距離を調整しにくい
トイレの位置が固定されていると、ごはん・水・寝床の配置を自由に変えにくくなります。限られた床面にすべてを詰め込むと、猫砂の飛び散りや排泄物のにおいが気になることもあります。
「一体型なら必ず臭う」というわけではなく、構造や猫砂、排泄物を取り除く頻度などでも使い勝手は変わります。食器やベッドを置いた状態をイメージし、猫が移動する通り道も確保しましょう。
配置で迷ったら、猫ケージの中のレイアウトと配置例も参考にしてください。
5.好みの猫砂・トイレへ変更しにくい場合がある
猫が今までの砂やトイレを好む場合、付属のものへすぐに切り替えられるとは限りません。また、使いたい猫砂やシートが、その製品に対応しているかも確認が必要です。
「後からシステムトイレを入れればいい」と考えていても、底部の形や扉の幅によっては収まらない可能性があります。専用トレーが破損したときに、交換用の部品を購入できるかも見ておきましょう。
トイレ一体型と別置き型を比較
どちらが良いかは、置き場所と猫の好みによって変わります。次の表で、優先したいことを整理してみてください。
| 比較する点 | トイレ一体型 | 独立したトイレを置く型 |
|---|---|---|
| 配置 | トイレの位置が決まっていることが多い | ケージの内寸の範囲で調整しやすい |
| 日々の掃除 | 引き出し式なら外から作業できる製品も | 扉の大きさや置き方に左右される |
| 丸洗い | 専用容器の取り外し方を要確認 | トイレ単独で外せるが、扉を通るか確認が必要 |
| トイレの交換 | 専用品に限られる場合がある | サイズが合えば変更しやすい |
| 向いている希望 | 一か所にまとめてすっきり置きたい | 今のトイレを使いたい・後から調整したい |
ケージそのものの選び方は、猫ケージの選び方とおすすめで詳しく紹介しています。
購入前に測りたいサイズは「猫・部屋・洗い場」の3か所
猫が使うスペース
- トイレ容器の内寸(幅・奥行き)と入口の高さ
- トイレ内や出入口で方向転換する余裕
- 棚板・ベッド・食器を置いたあとの移動スペース
商品画像だけでは、トイレの外寸と実際に砂を入れられる内寸を見分けにくいことがあります。寸法がどの部分を指しているかまで確認しましょう。
部屋に置くスペース
- ケージ本体の幅・奥行き・高さ
- 扉を開く範囲と、トイレを完全に引き出す距離
- しゃがんで砂をすくう・容器を持ち上げるための場所
設置予定の床にマスキングテープなどで本体の大きさを示し、その手前で掃除する動作を試すと、数字だけより判断しやすくなります。
洗って乾かすスペース
- 外したトレーを洗い場まで運べるか
- 洗い場に収まり、内側まで洗えるか
- 水を切って乾かす場所があるか
省スペースで置けることと、手入れが省スペースで済むことは別。ここまで確認しておくと、「置けたけれど洗いにくい」という失敗を減らせます。
4匹と暮らす家なら、多頭飼いの使い方も考えておきたい
我が家には猫が4匹います。多頭飼いでトイレ付きケージを選ぶなら、「トイレが付いていて便利そう」という点に加えて、どの子が、どんな場面で使うのかまで考えたいところです。
ケージにトイレが1つ付いていても、それだけで全員分をまかなえるとは限りません。ほかの猫が入口にいると入りにくくなることもあるため、ケージの外にも落ち着いて使えるトイレの選択肢を用意し、それぞれの様子を見ることが大切です。
お迎え直後など、特定の猫のために使う予定なら、その子の体格や今まで使っていた砂との相性を優先しましょう。ケージの中に猫用品をまとめることより、猫が使いやすいことを基準に選びたいですね。
トイレ付きケージについてよくある疑問
トイレ付きケージはやめたほうがいい?
一律にやめる必要はありません。付属トイレが猫に合い、引き出しや丸洗いのための場所を確保できるなら候補になります。反対に、今のトイレをそのまま使いたい場合や、成長に合わせて大きさを変えたい場合は、独立したトイレを置けるケージも比較してみてください。
付属のトイレを使わず、別のトイレを入れてもいい?
製品の構造によります。専用トレーを外すことで隙間ができたり、底面が不安定になったりする場合は、自己判断で変更しないようにしましょう。別のトイレを置けるか、取り外して使えるかは、説明書や販売店で確認してください。
トイレが付いていれば、猫をずっとケージに入れておける?
トイレがあることだけを理由に、長時間入れっぱなしにできるとは考えないようにしましょう。運動や遊び、猫が自由に移動して休む時間も含めて、生活全体を考える必要があります。夜間の使い方については、夜だけ猫ケージを使う場合のメリットと注意点も参考にしてください。
まとめ|外寸だけで決めず、猫の使いやすさと掃除の動線を確認しよう
猫のトイレ付きケージには、置き場所をまとめやすい良さがあります。一方で、トイレのサイズや位置を変えにくいこと、掃除のための空間が必要なことは、購入前に確認しておきたいポイントです。
- 猫が無理なく出入りし、方向転換できるトイレか
- トイレを最後まで引き出し、丸洗いできるか
- 食事・寝床・移動のスペースも確保できるか
- 猫砂の対応や交換部品を確認できるか
この4つが合っているかを見てから、一体型と別置き型を比べてみてください。毎日使うものだからこそ、猫にとっても、お世話する人にとっても無理のない形を選びましょう。
参考:タンスのゲン公式・トイレ一体型キャットケージ〔52800019〕商品仕様。製品の仕様・対応する猫砂・取り外し方法は商品ごとに異なります。購入時は最新の公式情報と取扱説明書をご確認ください。



コメント